IP電話を導入する前に確認すべきポイント!選び方や必要なものを紹介
- 「IP電話を導入したいけど、準備に必要なものは?」
- 「IP電話導入時の選び方は?」
この記事をご覧の方は、「IP電話の導入時」に際して上記のような疑問をお持ちではありませんか?
本記事では企業・個人向けに、IP電話の選び方や導入時のポイントについて解説していきます。
IP電話導入をご検討中の企業は、ぜひ参考にしてみてください。
【この記事でわかること】
- 【導入前の基礎知識】IP電話とは?
- IP電話を導入する際に必要なもの
- IP電話導入時の選び方
【導入前の基礎知識】IP電話とは?
IP電話とは「050」から始まる番号で、インターネット回線を用いて通話できる電話です。
具体的な特徴はサービスによって異なるものの、
- インターネット回線があればすぐに利用できる
- 通話品質はネット環境に依存する
- 従来の電話より安い料金で通話ができる
といった様々なメリットがあります。
固定電話との比較は以下の通りです。
IP電話 | 固定電話 | |
通信 | インターネット回線 | アナログ回線 |
導入時の工事 | インターネット環境があれば不要 | 配線敷設工事が必要 |
使用場所 | インターネット環境があればどこでも | 工事した場所のみ |
通話品質 | 通信速度に依存 | 安定している |
導入費用 | 0〜3,000円ほど(ネット回線有りの場合) | 35,000円ほど |
基本料金 | 無料〜550円 | 1,500円〜3,500円 |
通話料金 | 8.8円/3分〜17.6円/1分 | 9.35円/4分〜17.6円/1分 |
IP電話はネット環境には依存するものの、固定電話より安く、安定した通話品質が期待できます。
工事不要で使えるものもありますので、固定電話よりスピーディに導入できるのも嬉しい点ですね。
そんなIP電話ですが、主に3種類に分類されます。
- 「050」から始まるIP電話
- 「0ABJ型」のIP電話
- 「電話番号なし」のIP電話
まずはそれぞれのタイプについて見ていきましょう。
①「050」から始まるIP電話
オーソドックスなのが「050」から始まるIP電話で、以下の特徴があります。
- IP電話の中では料金が安い
- 通話品質はサービスによって良し悪しが別れる
- フリーダイヤルが有料や、緊急通報に通話ができないものが多い
050番号のものは認可受けられるラインが幅広く、通話品質がサービスによってかなり異なるため、品質重視で選ぶことが重要です。
また、フリーダイヤルに無料でかけられなかったり、110番などの緊急通報に通話ができなかったりといったデメリットも存在します。
しかしその分料金は安く、サービスによっては安価で高い通話品質も期待できます。
基本料金が無料のものも多いので、気になる方は是非以下の記事をご覧ください。
【基本料金無料】おすすめIP(050)電話アプリ8選!料金や機能でサービス比較
②「0ABJ型」のIP電話
続いて総務省に認められた、品質の高いIP電話が「0ABJ型」で、以下の特徴があります。
- 品質に比例して料金が高い場合が多い
- 通話品質は固定電話と同等に高い
- FAXや緊急通報が利用できる
0ABJ型は総務省によって決められた品質等をクリアした場合に認められるものですので、一定の質が保証されています。
FAXや緊急通報も利用できますが、その分料金が高い場合も多いです。
料金がかかっても高い品質を求める場合におすすめです。
③「電話番号なし」のIP電話
3つ目は「LINE」などの同じソフトウェア同士でのみ通話ができる、「電話番号なし」のIP電話です。
特徴としては以下が挙げられます。
- 無料で利用できるものが多い
- 通話品質はネット環境に依存する
- 基本的にアプリ同士での通話で、固定電話などへの発信ができない
「LINE」の無料電話のように、ソフトウェア同士でのみ利用できるタイプが基本です。
IP電話を導入する際に必要なもの
3種のIP電話について紹介しました。
続いては、IP電話の導入時に必要なものを3点見ていきましょう。
- インターネット環境
- スマホなどのデバイス
- PBX
IP電話次第では不要なものもありますので、それぞれ確認してみてください。
①インターネット環境
IP電話はインターネット回線を利用して通話するので、導入時はネット環境が必要です。
多くの企業はネット環境が整っているかと思いますが、もし契約していない場合は、インターネット回線の選定から始めてみてください。
テレワークは、
・連絡はメールとハングアウト
・打ち合わせはスカイプ会議
・急ぎの連絡は電話(IP電話アプリを使用)と、ネット環境があればどこでも仕事ができる。
そろそろ暖かくなってきたし、AC電源付きのキャンプ場で仕事したい……(^-^;
— り ょ う (@ryo_rx7_fd3s) April 4, 2020
逆に言えば、ネット環境さえあれば、基本的にはすぐに導入・利用開始できるサービスが多いです。
②スマホなどのデバイス
IP電話導入時は、スマホやPCなど、通話用に使うデバイスも必要です。
モビリティを考えるとスマホの方が使い勝手が良いですが、その際に以下の選択肢があります。
- 会社側で業務用端末を購入し、社員に配布する
- 社員の個人スマホで「BYOD」利用する
社員の個人スマホを「BYOD(Bring Your Own Device)」として業務利用する企業は増えています。
実践時に様々な注意点はあるものの、うまく導入できれば法人端末のコストカット・業務効率の向上が期待できます。
BYOD(Bring Your Own Device)
企業などにおいて,従業員が私物の情報端末を自社のネットワークに接続するなどして,業務で利用できるようにすること。
会社のメリット:社員に支給する情報機器の代金や通信費が不要
会社のデメリット:情報漏洩などのセキュリティリスクが増加#ITパスポート— 140文字ITパスポート (@140_it_passport) April 13, 2023
BYODについて、詳しくは以下の記事もチェックしてみてください。
③PBX
IP電話の導入時は「PBX(Private Branch eXchange)」、つまり電話交換機があると便利です。
これはコールセンターなどで使われるもので、複数の電話回線を束ね、電話の内線・外線等の接続をサポートするもの。
IP電話もいけるはずだし、クラウドPBX使って内線としてもいけるのでは
— くろねこ旅団 (@kur0nek0Brigade) June 16, 2022
詳しい機能はPBXサービスによっても異なりますし、決してIP電話導入時に必須ではありませんが、
- コールセンターのように大規模にIP電話を導入する
- 社内での内線接続の切り替えなどを多く行う
といった企業様は、PBXサービスを選定してみて下さい。
IP電話導入時の選び方
最後に気になるのは、「肝心のIP電話サービスはどれを使用すればいいのか?」という点ですよね。
IP電話を導入する際は、ぜひ以下のポイントでサービスを選定してみて下さい。
- 料金で選ぶ
- 導入コストで選ぶ
- 機能で選ぶ
それぞれ紹介していきます。
①料金で選ぶ
まずはIP電話サービスの価格帯で選定しましょう。
例えば先ほど紹介した3種のIP電話は、それぞれ音声品質の高さと価格が比例しているようなイメージです。
- 「050」から始まるIP電話:音声品質はまちまち、価格は安い
- 「0ABJ型」のIP電話:音声品質は高いが、価格もそれなり
- 「電話番号なし」のIP電話:音声品質はネット環境に大きく依存、同じソフトウェア同士なら通話無料
しかし、050電話の中でも音声品質が高いものも存在します。
前々から楽天コミュニケーションズは、法人向けの「モバイルチョイス」が通話品質良かったので、期待はしていました🙆♂️
※モバチョは遅延が少々ありますが。楽天エリア外でも4/22以降は毎月5GB使えるので、ぶっちゃけ毎月5GBしか使わない人が多ければ家族全員楽天で良いわけです。1年間みんな0円。
— しらこ&くろにゃん🐈⬛ (@96ssbike) April 11, 2020
よって、050番号のIP電話で、なおかつ質が良いものを剪定できれば、コスパと使い心地を両立することが可能です。
特に弊社が代理店を務める「モバイルチョイス050」は、引用ツイートでも紹介されているように、音声品質は好評。
少しでもコストを抑え、質の高いIP電話を利用したいという方は、ぜひ詳細をチェックしてみてください。
②導入コストで選ぶ
続いて、導入時のコストでもIP電話を選定してみてください。
導入時のコストとして挙げられるのは、主に以下。
- 導入費用:利用開始時に費用は発生するか、他に必要なツールはあるか、など
- 導入スピード:導入時に審査が必要か、すぐに導入できるか、など
例えば「0ABJ型」のIP電話は、品質が高い代わりに導入時に審査などが必要です。
一方、050番号のものは、インターネット上で申し込んでスピーディに開通できるものも存在します。
そのほか、導入費用がいくらかかるのか、基本料金は月額いくらなのか、などもしっかり確認しましょう。
特に「電話する頻度は毎月まちまち」といった企業にとっては、通話を利用しない月の基本料金がもったいないですよね。
家電話の基本料金を節約するなら、IP電話にするのも手だったり。電話番号は050になっちゃうけどね。着信が主ならね。ひかり電話は地味に高い・・・着信が主だと。
— かんりしゃ (@dynamite_deka_) July 21, 2011
社員の多さや利用する期間によっては、些細な基本料金でも出費がかなりかさみます。
なるべく少ないコストで導入・利用できるものを選ぶといいでしょう。
③機能で選ぶ
IP電話を導入する際は、当然「機能で選ぶ」ことも重要。
通話できるのはもちろんとして、社内ニーズに合わせ、以下のような機能があるかも確認してみてください。
- 営業時間外ガイダンス
- 録音・留守電
- 国際電話の発信
- 着信の転送
- 利用金額、時間の制限
例えば営業時間外ガイダンスがあれば、社員のプライベートを守りつつ、取引先にも不快な思いをさせずに済みます。
また、「利用金額の制限」ができれば、過度な通話料金を防げるでしょう。
実際にIP電話を利用してみないとわからない部分も多いとは思いますが、ぜひ社内で協議を重ね、必要な機能を判断してみてください。
IP電話の導入なら「楽天モバイルチョイス050」
弊社はIP電話サービス「モバイルチョイス050」の代理店です。
モバイルチョイス050とは、社員のスマートフォンや携帯電話にビジネス用の電話番号を付与できるサービスで、以下の特徴がございます。
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- 公私分計:ビジネス通話とプライベート通話の料金を分けてご請求。
- ビジネス番号取得:初期費用500円で「050」番号を取得。
スマホ一台でビジネスとプライベートの使い分けが可能ですので、法人用端末は持たなくてOK。
ビジネスとプライベート分けての精算や、ビジネス番号の受付時間の調整機能などで、社員の満足度向上も期待できます。
BYOD導入にあたっての問題「電話代の計上方法」や「休日の電話対応」なども、モバイルチョイス050なら対策可能。
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まとめ
今回はIP電話を導入する際のポイントや、必要なものについて紹介しました。
IP電話はうまく導入できれば、コスト面や効率面でさまざまなメリットをもたらしてくれます。
そのメリットを最大限に享受するためにも、ぜひ以下3つのポイントでIP電話を選んでみてください。
- 料金で選ぶ
- 導入コストで選ぶ
- 機能で選ぶ
なお、「楽天モバイルチョイス050」はこれらの3つにおいて高水準なIP電話サービスです。
詳細や料金プランについては、以下をチェックしてみてくださいね。
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