貴社社員が私用スマホで業務の通話をした際の通話料金、うやむやになってませんか?
◆業務上の通話なのに自己負担?
昨今、会社側から社員にスマートフォンを貸与して、業務上必要な通話に使用するケースが増えてきましたが、とは言え、まだまだ中小企業や、経費節減に躍起になっている企業では、社員の私用端末の利用に依存している場合が多いかと思います。
例えば、部署でLINEグループを作って、仕事のやり取りをLINEのチャットで行っている場合でも、そのパケット通信料は、事実上、社員負担になっている訳で、それと同じようなことが業務上の通話でも日常的に起こってることに疑問や不満を日々感じている方は多いはずです。
「仕事上の通話なのに通話料が個人負担って、おかしくない?」
「所属部署によって、通話機会が多い人と少ない人がいるけど、不平等ですよね?」
こんな声が聞こえてきます。。
そうした中、コスト高のスマートフォン端末の貸与の代替策として、費用を軽減できるIP電話サービスの導入に踏み切る会社が増えているのです。
◆『IP電話って何?』
簡単に言ってしまえば、「インターネット回線を使った電話」のことです。
つまり、従来のアナログ回線を使って、NTTの基地局を経由して音声が届けられる、所謂、「固定電話」とは、仕組み自体が全く違うものなのです。IPとは、Internet Protcolの略語で、複数の通信ネットワークを相互に接続して、データを中継、送信する大きなネットワークを構築するための通信規約のことです。
NTTの基地局では、公衆交換電話網(PSTN)と呼ばれる信号交換機が長らく利用されてきましたが、どうも設備の老朽化やスマホの普及による固定電話の利用減などもあり、2024年1月にIP網に変更されるそうです。これは、固定電話サービスが無くなる訳ではなく、局内の設備がIP網を利用した設備に変更になるという意味です。
(リリース資料:固定電話の IP 網移行後のサービスについて – NTT東日本)
そう言えば、皆さんも普段、LINEやSkype、facebookメッセンジャーでご家族や知人と通話をしてますよね。あれも、インターネット回線に音声データを乗せて通話するIP電話の1つです。
IP電話の中には、電話番号が付与され、専用のIPネットワークを利用するタイプ(専用線タイプ)と、電話番号なしでLINEやSkypeのような公衆インターネット網を利用するタイプがありますが、インターネット回線を使ったIP電話であることには何ら変わりありません。分類すれば、電話番号付与タイプと電話番号不要タイプに大別できる訳ですね。
更に細かい話をしますと、電話番号付与タイプの中にも、「03」や「06」からはじまる全10ケタの電話番号を用いるタイプと「050」からはじまる全11ケタのIP電話専用番号を用いるタイプに分かれます。後者は、スマートフォンでも利用できます。
電話番号不要タイプであるLINEやSkypeの通話は、手軽、且つ簡単に利用できるものの、電話番号がない代わりにお互いが同じアプリを利用していることが大前提になります。となると、ビジネスの現場では向いてないことになります。勿論、社内や、相手が同じアプリを利用していて繋がりを持っている場合は、有用ではありますが、広く社外とのやり取りが多い方には、不向きと言えます。
一方、電話番号付与タイプの場合は、固有の電話番号が付与されますし、IP電話専用番号(050)が付与される「050型」であれば、社員に対して、私用端末の電話番号とは、別に仕事用の電話番号を付与することができるので、社員側でも公私の区別をはっきりつけることができます。当然、会社がIP電話の事業者と契約するので、通話料金も会社持ち。会社としても、スマートフォンの貸与に比べれば、かなりの経費節減になるので、会社にとっても、社員にとっても有難いサービスと言えますね。
では、改めて、IP電話のメリットを整理してみましょう!
◆でも、IP電話のデメリットはないの?
見てきたように、IP電話は、非常に便利な通話技術ですが、あくまでインターネット回線を利用しているので、通話品質は、ユーザーが利用する通信環境に依存します。また、110番、119番といった緊急通報の番号に電話をかけることができません。(※一部対応しているIP電話サービスあり。)LINEなどの電話番号不要タイプの場合は、一般電話と通話ができない点もありますね。なお、フリーダイヤルについては、0AB-J型は、プロバイダーによっては、かけることができますが、基本的には、かけられないサービスが多いです。
◆IP電話ならモバイルチョイス“050”がおすすめ!
さて、スマートフォン貸与の代替策として、IP電話を導入検討をする場合、「どのタイプがいいのか?」という問題です。先ず、LINEなどの電話番号不要タイプは、前述の通り、相互に同じアプリを利用している必要があるため、ビジネス利用には向いていません。また、「シャドーIT」の観点からも、LINEなどの個人ユース向けのアプリを業務で利用することは、非常にリスキーですので、おすすめできません。個人LINEの業務利用を禁止している会社も増えてきていますしね。
そうなると、電話番号付与タイプのうち、「0AB-J型がいいのか?050型がいいのか?」という比較検討になると思います。社員それぞれに私用端末の番号とは別の番号を持ってもらって、社外でもスマートフォンで利用できることを前提とした場合、自ずと050型の導入検討となるでしょう。
(0AB-J型の場合、IP-PBXやFMCサービスと組み合わせない限り、スマートフォンなどの移動端末では利用できません。)
弊社では、050型のIP電話サービスの中でも、基本料金のかからない『モバイルチョイス“050”』をご提案しています。また、一般の携帯電話と同じ『音声通信(回線交換ネットワーク)』を利用するため、携帯電話と同等の音質で通話できる点が大きなメリットです。社員が利用した通話の料金は、会社に請求されますので、これで社員の日頃の不満も解消されますね。ご興味がありましたら、こちらで詳細をご参照してみてください!